滝サーチとかするじゃないですか。するんですよ。
そんな大層なアレでなくて、「気になるワード+滝」で検索するってだけなんですけど、一番はやっぱり地名ですよね。例えばTwitterを見てて熊本の話題が出ていたらなんとなく「熊本 滝」とかで検索してみます。すると検索結果はこんな感じになります。
あとはもうズラリと並んだ検索結果からあなたの気になる滝を選ぶだけです。この時がもうたまらないですよね。
熊本といえば裏見の滝(裏側から観れる滝)の代表格として知られる美しい「鍋ヶ滝」が有名で画像も多いのですが、ここではそれ以外の滝に注目してみましょう。2段目の右端の画像。
切り立った岩壁も壮大な、素晴らしい滝です。
クリックしてリンク先に飛ぶと「鹿目(かなめ)の滝」という名の滝のようですね。「日本の滝100選」にも堂々選出されています。鹿目の滝の事、もっと知りたい…そんな気持ちになったら今度は「鹿目の滝」で検索します。するとこんな感じに。
こうなるともう圧巻です。
さらに様々な詳細情報も得ることができます。落差は36m。岩壁は「柱状節理」という冷えて固まったマグマの柱です。「滝と岩壁」というさまざまな岩壁についての考察をいつか書かなければいけない。「鹿目の滝」はこの柱状節理のハードさが特徴であり、そこを流れる水流もまた険しく、無骨な印象を与えます。8月の第1日曜日には「鹿目の滝祭り」が催されるそうです。いいな…!
ここからはGoogleマップでルートや交通費、また滝までに登山が必要な場合はその行程や難易度を調べるとかそういう滝サーチになるんですけどそういうのは今回は省きます。
「(お住まいの街の名前の名前) 滝」で検索をされるのもいいかもしれません。
日本には少なく見積もっても5000以上の滝があると言われています。兵庫県内だけで740以上の滝を紹介しているサイトもあるので、おそらく実際の数はもっと多いでしょう。いま住んでる街、もしくはその隣街ぐらいまで見れば、きっと何かしらの滝があるのではないかと思います。「自分の住んでる街にも、滝が流れているのかな…?」こう想像してみると、滝好きの人でなくとも、こう、多少はワクワクするのではないでしょうか。
っていう感じで滝サーチするんですけど、まぁ例えば音楽ならBandcampでタグ検索とかやってる人も多いと思うので、それと同じです。それぞれの興味の範囲で何らかのサーチがあるっていう。
「人名+滝」とかもいいですね。もちろんどんな人物でもかまいません。
一見滝と関係なさそうな人の方が意外な滝との繋がりを知れて味わい深いです。「Jahとか滝好きなんじゃないかな?」となんとなく思ったので「ハイレ・セラシエ 滝」で検索してみたところ一番上にはこのような画像が出ました。
「ハイレ・セラシエ+滝」のポスター。アツい…!
レゲエグッズのお店で販売されているみたいです。何なんだろうこのポスター。さすがにコラージュ作品だろうと思いますが、自分以外にも「Jah+滝=絶対ヤバい」と考えた人がいたこと、しかも製品化までしている(「売れる」と思っている)、という事実にとても勇気付けられます。海外の人だと思いますがこのポスター作った人といっしょに滝行ってみたい
背景に使われてるのは、おそらくエチオピアの「ブルーナイルの滝」ではと思います。雨季には滝幅が最大400mにもなるという瀑布です。幅400mの虹よ…ナイル川といえばエジプト、というイメージがありますが、エジプトに流れ込むナイルの水の85%はエチオピアを源流としているそうです。「世界ふしぎ発見」のレポーターっぽいお姉さんが言ってた
このポスターについての詳細が知りたい一心で、英語の「haile selassie waterfall」でさらに検索しました。すると残念ながらポスターについての情報は得られなかったものの、新たに重要な写真が。

ウオーこれはコラじゃなくてまじのやつでしょう
さらに「ハイレ・セラシエの命によって設立された、エチオピア初の国立公園」にも、雨季になると幾筋もの滝が現れるとの情報も。これはJahもう完全に滝好きでしょう。
画像検索したところ国立公園の滝はこれらしいです。ウワー、これ級のやつが幾筋も現れるのかな…。あとその「セミエン国立公園」はC.W.ニコルの監修で作られたそうです。ふむ…と思って「C.W.ニコル 滝」でも検索したら
"「全ての生き物に魂がある。岩でも滝でも魂がある」、
僕はそれをおばあちゃんに教えてもらったんです。
でも教会に行くと「犬や馬には魂がないから天国に行かない」と牧師が言うんです。
犬や馬や鳥がいない天国には僕は行きたくないと思ってこどもの時から反発してたんです
(C.W.ニコル)"
っていう発言が見つかってすごく熱かった…滝にも魂がある、滝も天国に行くことができる
また、少しだけ角度を変えて「Jah Waterfall」で検索してみた結果は、やはりというか、レゲエ方面からの言及が多くなりました。2013年だけでも「Watrfall」という名前のPVが少なくとも2曲は発表されているようです。
RDX 「Waterfall」
滝、エロいPV、低い声のワルいDeeJay、美声美メロのフック、これはいい滝ソングかもしれない、滝で合唱したい
おれも絶対に滝でPVを撮らなければいけない
Lutenants 「Waterfall」
「I'll take you to the waterfall...」というサビに感情移入してしまう
というか「滝ソングのクラシック トップ10」という記事をおれは絶対に書かなければいけない、滝ソングの歌詞における洋邦の滝文化の違い、についての記事
また「Waterall Riddim」という、哀愁のメロディカが主旋律を奏でるリディムを題材としたコンピレーションEPもフリーダウンロードでありました。
www.lionposse.ru/wp-content/plugi…wnload.php?id=42 (直リンクでDLが開始されますので注意)
ザックリしたmixがSoundcloudで視聴できます。
こんな感じで、軽い気持ちで「ハイレ・セラシエ 滝」でちょっと検索しただけでも、こうして様々な情報が次々に見つかります(関係あるものから全く無いものまで)。
他にもいろんな滝サーチができます。
「なんか過疎集落とかで、町おこしで”抽選で◯◯の滝をプレゼント!”とかやってないのかな」と思い「滝 プレゼント」でサーチしたところ「ブラッド・ピット 48歳の誕生日 アンジェリーナ・ジョリーからのプレゼントはなんと滝!」というニュース記事が見つかりました。ブラピ/アンジーという、「だいたいの物は何でも買えるんじゃないの」的な2人が誕生日に選んだのが「滝」だったという話、ジーンとくるというか、「滝、やっぱり間違ってないんだな…」的な、すごいアツい
あと昨日はたまたまノルウェー関連のニュースを目にしたので、「ノルウェーってフィヨルドだよな…フィヨルド滝界隈、ヤバいのでは…?」と思ってサーチしたらノルウェー滝シーンすごい、100m級の滝が普通にゴロゴロしてるし、船で渡る大きな河を挟んで「七人姉妹の滝」と「求婚者の滝」という名の大滝が向かい合っていて、「求婚者の滝」は七人の姉妹たち全員に順番に求婚したんだけど
全員にフラれてやけになって酒瓶を持ったまま酔いつぶれて寝てる姿、っていう、そらフラれるだろそんなやつという民話があっていいバイブスがある
七人姉妹の滝
滝の本をたくさん買ったんですけど、ほとんどは紀行文というか滝レビューで、それはそれでもちろんとてもおもしろいし、どの本も好きなんですけれども、「いろんな土地の人たちが、滝に何を見たのか」、「滝とどう暮らしてきたのか」という、「滝の文化史」についてもっと知りたいという思いがある、そういう本や文章をもっと読みたいです
さてさて、こうした感じで滝サーチには無限の世界が広がっています。「住んでる街」「気になる人」「好きな事柄」、それらあなたの身の回りにあるものに「滝」の一語を足して検索するだけで必ず新たな発見があり、そして滝の画像は安らぎと大きな興奮をもたらしてくれるでしょう。
この年末年始、あなたも「滝サーチ」をしてみませんか?そして気になる滝があったら、少し足を伸ばしてみませんか?的な?(まとめるのが苦手)
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